消火器を設置していても、いざという時に使用できなければ意味がありませんので、消火器を設置したら使用方法を確認しましょう。
いざという時に消火器があると落ち着きをとり戻すことにつながります。また、地域の防災訓練などで、消火器による初期消火を実際に体験しておくと安心です。
動画で見る使用方法
消火器は次の3つの操作で簡単に使用することができます。
1 火元まで搬送し、消火器の上部に付いている黄色いピン(安全栓)を引き抜く
2 ホースを火元に向ける
3 レバーを強く握って、燃焼物に放射する
※消火のコツ
・退路を確保し、逃げ口を背にして消火にあたる
・火に近づきすぎず、姿勢は低く、適切な距離を保つこと
・消火薬剤は炎にかけるのではなく、燃えている物に対し直接放射する
・屋外で風のある場合は、風上から放射する
・消火器を使用した初期消火では、吹き返しや、燃焼物が飛散することがあるので注意する
消火器の設置場所
消火器の設置場所は、誰もが見やすく、取り出しやすい場所にしましょう。
例えば・・・
◎人目のつきやすい玄関
◎階段近くの邪魔にならないところや踊り場
◎居間や寝室の目につきやすいところ
◎台所の入り口や台所に近いところ
・・・などです。
厨房など常に水が床に飛散しているところでは、壁掛けにするか、設置台に乗せてください。
いざという時に手の届く、適切な場所に設置しましょう。備え付けの高さは、床面から1.5メートル以下にしてください。
地震や振動で消火器が転倒、落下しないように設置してください。
悪い例
風呂場や洗面所など湿気が多いところは、避けましょう。また、雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に入れてください。
ガスコンロや暖房器具の近くなど、高温になる場所は避けてください。