新型コロナウイルス流行中の心肺蘇生法について
新型コロナウイルス感染症が流行している時期に行う心肺蘇生法は、感染リスクを減少させるため、通常の心肺蘇生法と異なる注意点があります。
基本的な考え方
〇 胸骨圧迫のみの場合を含め心肺蘇生はエアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊した空気)を発生させる可能性があるため、新型コロナウイルス感染症が流行している状況においては、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応しましょう。
〇 成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わずに胸骨圧迫とAEDによる電気ショックを実施しましょう。
〇 子どもの心停止に対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、人工呼吸も実施する。
(※1.子どもの心停止は、窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の必要性が比較的高いと考えられるため。)
(※2.人工呼吸にためらいがある場合は胸骨圧迫のみ行いましょう。)
新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について(指針) (PDF:71.3KB)
心肺蘇生の実施の後
救急隊の到着後に、傷病者を救急隊員に引き継いだあとは、速やかに石鹸と流水で手と顔を十分に洗いましょう。傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチやタオルなどは、直接触れないようにして廃棄するようにしましょう。
救急蘇生法
【 心肺蘇生法とAEDの使い方動画 】
【 心肺蘇生法とAEDの補足説明動画 】
※上記のサムネイルは、YouTubeにリンクしています。視聴後、消防本部と関係のない動画が表示されることがあります。
【 心肺蘇生法の手順 】
呼びかけても反応しない、息をしていないときに行います。
【 子ども(およそ中学生まで)に対する心肺蘇生法 の手順 】
胸骨圧迫の方法が大人と若干異なります。
【 気道異物除去法 の手順 】
食べ物が詰まって息ができなくなっている/誤って子どもが異物を口に入れてしまったときに行います。
こちらのページより「心肺蘇生法 」のアニメーションをご覧になれます。
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