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オートショックAEDについて

 電気ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが流れる機種(オートショックAED)が令和3年8月から販売が開始されています。

 傷病者の胸部に電極パッドを貼付すると、心電図が自動解析され電気ショックの要否を判断する点については従来の電気ショックボタンを有するAEDと同様ですが、電気ショックが必要と判断した場合には、傷病者から離れるように音声ガイダンスが流れ、カウントダウン(例:サン、二、イチ)又はブザーの後に電気ショックが自動的に実施されます。

 

 以下の「オートショックAEDロゴマーク」のステッカーが貼られているAEDは、電気ショックボタンがなく自動的に電気ショックが行われますので、音声ガイダンスをよく聞いて操作するようにして下さい。

 

 

    画像提供:JEITA 電子情報技術産業協会

 

 

●【オートショックAEDの注意点】

 オートショックAEDを使用する際、電気ショックボタンが存在しないことに混乱するおそれがあります。

 また、救命処置実施者が電気ショックの際に傷病者から離れることが遅れた場合、放電エネルギーにより感電するおそれがあります。

●【オートショックAEDの見分け方】

1.使用するAEDがオートショックAEDであった場合、『オートショックAEDロゴマーク』のステッカーが貼り付けてあります。また、オートショックAEDロゴマークは、救命処置実施者などが視認しやすいよう配慮されています。

2.オートショックAEDには電気ショックボタンが存在しません。

●【まとめ】

 今後、救命処置にあたっている現場において、心肺蘇生法を実施中にAEDが届いたら、まず、「オートショックAEDロゴマークのステッカーが貼り付けてあるかどうか」または「電気ショックボタンがあるかどうか」をよく見て確認してください。

 AEDを正しく取扱い、心肺蘇生法と組み合わせることで、救命率の向上に繋がります。

※オートショックAEDは使用方法を誤ると感電の恐れがあります。当本部では総務省消防庁からの通知に基づき、普通救命講習等で使用時の注意点を受講者の方にお伝えしています。

 

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