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敬老の日に「火の用心」の贈り物はどうですか?


毎年9月の第3月曜日は、長年にわたって社会に貢献してこられた老人を敬い、長寿を祝う日として「敬老の日」が制定されています。

近年の住宅火災の死者に高齢者が多い状況と、また、今後も高齢化の進展が予想されることから、
消防庁では、住宅火災から高齢者を守るために「敬老の日」に、高齢者に「住宅用火災警報器」や「住宅用消火器」、または「防炎品」等をプレゼントしたり、
設置されている住宅用火災警報器の点検を代わりにしてあげること等を推進する「住宅防火・防災キャンペーン」を平成24年から展開しています。

大好きな“おじいちゃん”“おばあちゃん”が火災の被害に遭わないよう、
今年の「敬老の日」は、家の防火対策を考える「敬老の日」にしてみてはいかがですか?

 


 

敬老の日に「火の用心」の贈り物 (PDF:2.2MB)
 

■高齢者を火災から守るためには

1.早く知る!

寝ている間に発生した火災に気付かずに、逃げ遅れてしまう事例が多く発生しています。
現在、こうした逃げ遅れを防ぐために、「住宅用火災警報器」の設置が消防法で定められています。
「住宅用火災警報器」は、就寝中でも火災の発生を大きな音で知らせてくれるものであり、避難に時間がかかることが多い高齢者がおられる住宅には、特に確実な設置が必要となります。

「住宅用火災警報器」の電池の寿命は、長いもので10年ですが、短いものの中には5年や1年で切れてしまうものもあります。電池が切れたことに気づかず放っておくと、火災が発生した時に作動しないので、定期的に作動確認をすることが大切です。

2.早く消す!

万が一火災が発生してしまっても「消火器」を備えていれば、安全確実に消火でき、被害を最小限に食い止めることができます。
ひと口に「消火器」というと、「大きくてうちには置く場所がないなぁ」と思われる方や、「重くていざというときにうまく使えないよ」と思っておられる方も多いと思いますが、なかには通常の消火器より軽くて小さい「住宅用消火器」や、女性や高齢者でも扱いやすいスプレータイプの「エアゾール式簡易消火具」というような器具も販売されています。
特に高齢者のおられる家庭には、これらの器具を備えておくことをお薦めします。

3.火を拡大させない!

死者が発生した住宅火災で、最も多い出火原因はたばこによるもので、なかでも寝たばこにより発生した火災で多くの死者が発生しています。
また、調理中の着衣着火により亡くなる高齢者も少なくありません。
このような火災による死者を減らすために、パジャマやエプロンといった衣類や、枕や布団カバーなどの寝具には、燃えにくく作られた「防炎品」を使用することをお薦めしています。
また、カーテンやじゅうたんなども「防炎品」であれば、万が一火災が発生しても、急激に火炎が拡大するのを防ぐことができます。
車やバイクのボディカバーなども同様に「防炎品」を使用することで、放火による火災の拡大防止に有効です。

 

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